七宝ジュエリーShikiの取り扱いを始めました
品質×伝統×技術が産み出す芸術
七宝ジュエリーShikiは東京都江東区にあるミノワダジュエリークラフトの工房で制作しております。職人の手作業で一つ一つ丁寧に作られています。
「Shiki」に使われている七宝はバスタイユ、ギョッシュ、プリカジュールという 3種類の技法でお作りしています。透明な七宝釉薬(白は不透明)を色によっては何回も焼成を重ね、研ぎ出して完成させます。また製品化までにモニターによる繰り返しのテストも実証済みでございますので耐久性も充分、安心してお使い頂けるものと確信致しております。万が一、傷をつけてしまった場合でもメンテナンス保障をいたしております。(修復の難易度によっては、お見積を提示し実費を頂戴する場合もございます。)
七宝ジュエリーとは?
七宝焼は、金属の表面にガラス質の粉末を塗り、高温で焼き付けて美しい色彩や模様を作り出す伝統的な工芸技法です。この技法は古代エジプトやギリシアにまで遡る長い歴史を持っています。
七宝焼の特徴
1. 材料:金属(主に金やプラチナ)の板と、ガラス質のエナメル粉末を使用します。
2. 制作方法:金属板の上にエナメル粉末を載せ、約800度の高温で繰り返し焼成します。
3. 用途:ジュエリー、工芸品、宗教的な器具など、幅広い分野で使用されています。
歴史的な発展
- ルネサンス期:ジュエリーとして大きく発展
- 19世紀:ビクトリア女王時代に、カルロ・ジュリアーノによる優れた作品が生まれました。19世紀末にはアール・ヌーボー様式の中で、新しい技法(プリカジュールエナメル)が登場。日本には江戸時代末期から明治時代にかけて、名古屋や京都で広がり、京都の並河靖之によって完成された有線七宝を用いた多くの七宝焼は、海外のコレクターの手に渡りました。
現代の七宝焼
現在では京都の三年坂美術館や並河靖之記念館で彼の傑作を見ることが出来ます。また同じ時期に活躍した無線七宝の涛川惣介も世界レベルの傑作を残しました。 アール・ヌーボー以来100年の歳月が流れ、近年になって七宝に対するジュエリー作家の関心が高まり、様々な試みが行われるようになりました。スペインのマリエラ、フォルツファイムの オットークライン等は代表的なエナメルメーカーですが、日本人でも何人かの作家が七宝を用いてジュエリーを制作しております。
このように、七宝焼は長い歴史を持ち、現代でも進化し続ける美しい工芸技法です。その繊細な色彩と模様は、多くの人々を魅了し続けています。
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